目次
はじめに
このブログはBSフジで今年(2020年)4月から放送されている激芯ゴルフ〜93期生への道〜のレビュー記事Part2です。
#2の放送でメイン出演された田邉美莉(みり)選手について書いています。
激芯ゴルフとは?
「激芯ゴルフ」は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテスト合格を目指す8名の女性ゴルファーを集めて、各々に密着するドキュメンタリータッチの番組です。
今年からJLPGAのQT制度が変更され、QTに出場できるのがプロテストに合格した正会員のみとなったため、その合否が今まで以上に彼女たちのゴルフ人生を左右することになりました。
そのため番組に登場する女性ゴルファーたちは真剣です。ガチです。TV番組にありがちな台本があるようには見受けられません。
(実際のところはどうかわかりませんが、少なくとも私にはリアルに感じられます。)
そんな彼女たちの姿に心を打たれた私は何かいたたまれなくなって、その思いを一人でも多くの方と共有したいなと、ただその一心で言葉を紡ぐことにしたのです。
田邉美莉〜恩師にプロテスト合格の報を〜
恩師の言葉を胸にプロを目指す
田邉美莉。1996年7月29日生まれの24歳。彼女が初めてクラブを手にしたのは10歳の時。先にゴルフを始めていたお兄さんの影響を受けて、兄に勝ちたいという一心でゴルフに夢中になっていったそうです。
高校は小平智プロの出身校でもある駒場学園に進み、そこで彼女は恩師と出会うことになります。当時のゴルフ部監督だった伊藤義男氏です。伊藤氏は入学当初から彼女の才能に注目し、他の部員よりも厳しく彼女に指導していたそうです。
こちらは高校当時の写真になります。なんか祖父と孫の写真に見えなくもないほど微笑ましい関係に見えますね。
田邉美莉選手はその後ゴルフの名門日本大学に進学しますが、周りのあまりのレベルの高さに「自分の実力ではプロにはなれない」と思っていたそうです。
そんな彼女に転機が訪れたのは大学3年の時。高校時代の恩師である伊藤監督が癌に侵されて亡くなったのです。その死の1週間前、病院に駆けつけた彼女に遺言のように監督が残した言葉ーゴルフを頑張れよー。
監督からの最期のメッセージを受け取った彼女は現状の自分の考えの甘さに気づき、そこで初めてプロになることを決意したのです。今の彼女の想いはただ一つ「早くプロテスト合格の報を届けたい」。
強い球筋のショットを打ちたい
田邉美莉選手の抱いていたショットの悩みー風に強い球が打てないー。アゲンストの風に負けてドライバーショットの飛距離が伸びないため、強い球筋のショットが打てるようになりたいと願っていました。
そこに現れたドライビングコーチの安楽拓也氏。2017年のレッスンオブザイヤーにも輝いた名コーチは、ドライバーではなくあえて彼女が得意にしているアイアンを持たせて、フォームの改善を施していきます。
「飲み込みが早い」と自称する彼女は、安楽コーチからの①関節が緩むとヘッドが走る②軽いクラブを重そうに速く振るとボールは跳ぶ、という2点の助言を受けてすぐさま実践します。
先日放送の激芯ゴルフ#2での安楽拓也ドライビングコーチのドライバー指導に興味を持ったので共有します。①関節が緩むとヘッドが走る②軽いクラブを重そうに速く振るとボールは跳ぶ。②はコトバでは簡単そうですが実践するのは難しいかも?https://t.co/3gQnfDL2dC#激芯ゴルフ #ドライバー #安楽拓也 pic.twitter.com/VEKtnZKPnn
— TAKA@ヴァーチャルゴルファー (@newgolforder) April 9, 2020
172cmと大柄な彼女の体から繰り出される先ほどまでとは違う速くて迫力のあるスイングの結果、今までよりも強い弾道で、はるか彼方へとボールは飛んでいきました。「めっちゃ飛んだ!」と思わず笑顔を見せた彼女。
「数分で人って変わるものなんですね」と驚きを隠せない様子でしたが、その表情は手応えであふれていました。
嫌いなパッティングの克服
田邉美莉選手の悩みはドライバーだけではありません。「パッティングは苦手というより嫌い」と言葉が出てしまうほど、パッティングの距離感が合わずに困っていました。
そんな彼女の元にやってきたパッティングコーチの南秀樹氏。鈴木愛プロや成田美寿々プロを指導した経験のある南コーチは、距離感が全く合わない彼女に対して素振りの重要性を説くことから指導を始めていきます。
おはようございます😊先日放送の激芯ゴルフでの南秀樹コーチのパッティング指導が参考になりそうだったのでメモしました。①フォローで距離感のイメージを作る②ジャストタッチの人はブレイクポイントでラインを見る。https://t.co/3gQnfE2D5a#激芯ゴルフ #パッティング #南秀樹 #東京五輪 #あと470日 pic.twitter.com/DkTHBU4Tgg
— TAKA@ヴァーチャルゴルファー (@newgolforder) April 8, 2020
距離感のコツを掴み始めた彼女でしたが、ボールに対するパターヘッドの当て方に問題を感じた南コーチはサンドウエッジを持ち出して彼女に歯打ちの練習をさせます。
先日放送の激芯ゴルフでの南秀樹コーチのパッティング指導メモの続きです③パッティングの素振りは意思表示④ウェッジの歯打ちでボールの芯を捉える感覚を養う。ウェッジの歯打ちってした事ありますか?https://t.co/3gQnfDL2dC#激芯ゴルフ #パッティング #南秀樹 pic.twitter.com/keCFhSqVtu
— TAKA@ヴァーチャルゴルファー (@newgolforder) April 11, 2020
徐々にボールの芯を捉えられるようになっていく彼女。再びパターに持ち替えた時にはすっかり悪いクセもなくなり自信を取り戻していました。「やばい。無敵になりそう」と言葉にするほどに。
おわりに
コーチからの指導もありドライバー、パッティングともに自信を取り戻した田邉美莉選手。放送日時点(2020/4/6)でプロテスト第1次予選まで142日と迫っていたプロテストはコロナ禍のため来年3月以降に延期となりましたが、きっと日々練習を頑張っていることでしょう。
そんな田邉美莉選手ですが、現在ゴルフサバイバル11月の陣に参加しています。いきなり1番ホールからバーディーを奪取し好スタートを切りました!
【#ゴルサバ 11月の陣 第1週レビュー】
注目の #田邊美莉 選手は1Hから見事なアイアンショットを決めてバーディー発進を決めました👏
6人によるアプローチサドンデスも見応えありました。1人目と5人目が不利というデータがズバリ当たりましたね🙂 pic.twitter.com/Tx5Cw42PXJ— TAKA@ゴルフ×ビジネス (@newgolforder) November 8, 2020
どこまで勝ち進めるか注目でしたが、残念ながらバーディースキップ後の3番ホールでショットが乱れて脱落となってしまいました。
#ゴルサバ 11月の陣。
注目の #田邊美莉 選手はバーディースキップの後3Hから登場でしたが、ティショット、3打目、アプローチとミスが続き残念ながら脱落してしまいました😢敗戦後、アプローチにもう一度チャレンジしている姿が印象に残りました。是非再挑戦してリベンジして下さい! pic.twitter.com/lJtAwHUaCW
— TAKA@ゴルフ×ビジネス (@newgolforder) November 17, 2020
兎にも角にも最大の目標はプロテスト合格!のはずの田邊美莉選手。ゴルフの道を授けた恩師へ良き報告ができることを祈って、筆を置きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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